おうちでできる一番手軽な染み抜きに、漂白があります
ドラックストアやスーパーで手軽に漂白剤が手に入ります
なので、案外気楽に漂白できますよね。
またきちんとやれば、いい状態になるお洋服も多く、人気の染み抜き工程の一つです
でもやり方、これであってますかね?
まず漂白剤とは、色素を分解して白くするための化学薬品です
色素を分解するのが主な作用なので、それを利用し、黄ばみを除去したりするのは得意です
また雑菌などに除菌効果もあるので、タオルなんかに使用すれば嫌なニオイにもおさらばです
ただし、色素を分解するのが主な作用なので、
これ漂白したんだけど、全く落ちなかったわ
すこーし薄くなったけど、これ以上変わらないよと持ち込まれる衣類のシミは
残念ながら、そのシミには太刀打ちできませんというものが、多いのです
漂白剤の種類について
まず漂白剤は、すべて同じではありません
ここを間違うと、色落ちしてしまったりと取り返しのつかない結果になります
漂白剤は大きく3つにわけることができます
1、塩素系漂白剤:強力な漂白力があります。しかし色柄物に使用はしないこと。色抜け、色落ちなどのリスクがあります
おすすめは、白い衣類やタオルやふきんなどの除菌にもいいですね
2,酸素系漂白剤:色柄用にも使用できるので、家庭にはこれが一番おすすめです
粉末用と液体タイプがあり、漂白力は粉末のほうが強いので、綿製品の漬け込みや素材が丈夫なものにおすすめです。
ただし長時間の漬け込みは、素材自体が劣化する可能性もあるので、様子を見ながら漬け込むのが失敗を防ぐコツです
では液体タイプは、粉末用に比べて優しく弱酸性なので、ウールなどにも使用できるのはいいですね
3.還元系漂白剤:酸素を奪い取ることで色素を分解してくれます。白物には有効ですが、色柄には不向きです。代表的なものは、花王のハイドロハイターなどがあります
漂白についての洗濯表示を知ろう
漂白剤を使用するときは、必ず洗濯表示をチェックしてください
漂白剤が使用可能か見ましょう
洗濯表示マークは2016年12月に変更されています
それまでの日本独自の規格から国際規格にあわせたものに変更されています
ですので、お洋服によってマークの違うものがついてますが、
新旧のマークを覚えておくと、便利ですよ
2016年以前のものは、フラスコのマークでした
これに✗バツマークがついてれば、塩素系漂白はできないということになります
2016年以降は三角マークにかわっています
ですので、写真のお洋服は、漂白ができないものとメーカーが表示しています
漂白剤の使用方法は
黄ばみが出てきたTシャツを白くしたい!
そんなときは、粉末の酸素系漂白剤を使用しましょう
白くするんだから、塩素系でもいいんじゃない?
そう思いますよね。実際皆さんけっこう塩素系で漂白されています
しかし塩素系漂白剤は、色柄もの、ウール、シルク、ナイロン、アセテート、ポリウレタンなどには適していません
真っ白の綿、麻、ポリエステルのみに使用してください
生地が傷んで劣化する恐れがありますよ
またクリーニング屋さんでも、塩素系はあまり使用しません
まずは、酸素系漂白をするところが多いと思います
いきなり強いものを持っていくのは、お洋服にもリスクとなりますよ
Tシャツ1枚あたり
温度は高い方が良くききますから、40度くらいまでのお湯をつくりましょう
そこに水の量と洗剤の量をきちんとした量をいれます
量は、ラベルの量をしっかりと見ましょう
2時間くらいまでがマックスで漬け込みをしましょう
金属のついているものは、入れないようにしましょう
金属が反応して、生地を劣化させる恐れもあります
最後は、すすいで他の衣類と一緒の洗いをしましょう
これできれいにならないなら、生地的な問題か、皮脂汚れがしっかりと落ちていないので、
漂白があまり効果的に効かないということもあるかもしれません
無理をすると、どんどん生地は劣化しますので、このくらいでいいかというところで、やめるか
または、有料ですがクリーニング店に相談してもいいと思いますよ
今回は、漂白の基本のキの部分でした
今日も一日いいお洗濯LIFEを
ブルコ先生でした。