脱水とは、洗ったあとに水分を取り除く工程を指します。
主に洗濯機を利用する方法と手作業で行う方法があります
今回はデリケート衣類を洗ったあとの、脱水方法をお伝えします
洗濯機を使った脱水方法とは?
ピッとスイッチを押したら、洗濯が全部終わってますね
でも、その中にデリケート衣類が混じっていて、しわしわ、よれよれに〜なんて経験ありませんか
そんなことにならないよう、デリケート衣類は、デリケート衣類にあった脱水方法を行いましょう
全自動洗濯機は蓋を閉めるとロックされるものが多いと思います
衣類を入れ、工程で濯ぎのみの工程にし、スイッチをいれます
次にやることは、音を聞いて下さい
最初はゆっくりとまわり、途中から高速の回転に変わるときがあります
そこから20秒くらい、(できたら10秒位で様子見ができれば)で止めましょう
まだ脱水をしたほうがいい場合は、形を変えて、再び同様の処理をします
ここで形を整えておくと、シワの防止につながります
また大半の衣類は、最初の30秒〜1分程度で含んでいる水分の大半をしぼれていると言われています
繊維や衣類によって違ってきますので、水気がボトボトとしなければ、オッケーでしょう
ボトボトのまま、干すとシワがつきにくいから、そのほうが良い場合もありますが
ゆっくりと乾燥していく過程で汚れが残っているところがシミのようになってしまったり
きれいに乾かないこともあります
ある程度、脱水をしてあげたほうがいい場合もありますね
洗濯ネットは必要ですか?
1着だけなど、デリケート衣類だけなら、同じ工程で終了なので、洗濯ネットはあえて必要ないと思います
ただし、他の衣類と脱水する場合は、洗濯ネットに入れて、先程の短い工程を行い、
洗濯ネットを取り出し、その他の衣類を通常の工程の脱水をしましょう
洗濯ネットが目印になるので、取り出しやすくなります
また少なくても、ネットにいれることで、脱水時の摩擦の軽減や型崩れシワの防止につながりますよ
最もやさしい脱水方法とは
タオルドライです!
タオルドライとは、言葉通り衣類をバスタオルなどで包み、手のひらで押して、水分を吸収させる方法です
デリケート衣類や型崩れが心配な衣類、またはシワが付いてほしくない衣類などにおすすめです
まずバスタオルを広げ衣類を置きましょう
置くときは、きちんと広げることでしわがつきにくくなります
半分にタオルを折って挟んだら手で軽く押さえて、水分をとってあげましょう
大きいものは、もう一枚タオルを準備して上から乗せましょう
タオルドライのメリット・デメリットは?
メリットは、ずっと書いてますが、シワがつきにくく型崩れしないということです
また自分で確認しながら、脱水できるので、安心です
デメリットとしては、とにかく手間がかかります
水分を取る作業もそうですが、水分を取ったタオルをまた乾かしたり、洗ったり、ひと手間もふた手間もかかります
また色の濃いものに、タオルドライすると、タオルの細かい繊維がお洋服についてしまうこともあります
そうなったら、ガムテープなどで乾いたあとに繊維を取ってあげないといけません
最後に
たかが脱水といっても、そのお洋服にあった脱水方法を選んであげることが、お洋服を長持ちさせるコツとなります
脱水のことなんて、考えたことなかったという人が大半です
大体が、洗濯なんてピッと押したら終わりよって方が多いです
洗濯機の機能もたくさん付いてるので、その機能をもう一度見直して、脱水を工夫するのもいいですよ
余談・クリーニング屋さんはどうやってる?
クリーニング屋さんは、2層式の洗濯機を置いている所も多いんですよ
それは、感覚的に洗いや脱水ができるからなんです
デリケート衣類を、水洗いで受付したときは、衣類につきっきりで洗いの時間を測り、水流を起こしたほうがいいのか、静かに漬け込んだほうがいいのか、または手で絞りながら洗ったほうがいいのかと考え選び、衣類に合わせた洗いをしています
また脱水も、2層式だとふたを閉めればまわり、開ければすぐに回転がとまるので、数秒単位で脱水ができます
ですので、脱水方法もその衣類に合わせた方法をおこなっています
ですので難しい衣類の水洗いは、安心して任せられるクリーニング店さんにお願いしましょう
料金はかかりますが、安心と時間を有意義に使えますね
今日も一日有意義なお洗濯LIFEを
ブルコ先生でした。