ブルコ先生のシミケア相談室
うっかり!ワインが服についたときの対処法
食事や集まりの席で、
グラスを倒してしまったり、
少し手が当たってワインが跳ねてしまったり…。
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白いシャツに赤ワインがポタッ
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お気に入りのワンピースの裾にワインが
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お祝いの席で、気づいたら袖口にシミが…
ワインのシミは見た目のインパクトも強く、
ついた瞬間に「どうしよう!」と焦ってしまうシミの代表格です。

私も赤ワイン大好きなんだけど、お洋服につくと嫌だわ

大人って大変だね。
ワインのシミが落ちにくい理由
ワイン、とくに赤ワインには、
ポリフェノール(色素)・タンニン・糖分が多く含まれています。
これらの成分は、
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繊維に色が染み込みやすい
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空気や時間で酸化し、色が濃くなる
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熱が加わると定着しやすい
という性質があり、
普通に洗濯しただけでは色が残りやすいのです。
それでも「家でなんとかしたい!」という方へ
ついた直後であれば、応急処置で薄くできる可能性があります。
家庭でできる応急処置
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まずは押さえて吸い取る
ティッシュやペーパータオルで、
こすらずにワインを吸い取ります。 -
水で薄めながらトントン
シミの裏にタオルを敷き、
上から水を少しずつかけて叩き出すように。吸い取るイメージですね。または、水につけて手でよくもみ洗いしてみましょう。 -
中性洗剤を少量使う
食器用中性洗剤を少しつけ、
指や歯ブラシで軽くトントンなじませます。そのあと、水ですすぎましょう。 - これで取れれば、通常のお洗濯をしてください。
- とれなければ漂白処理します。液体酸素系漂白剤を歯ブラシにつけて、軽くトントンなじませます。これを繰り返し、薄くなれば洗濯しましょう
■ 白ワインやその他酒類
白ワインや日本酒などは見た目が透明に近いため、
「シミにならなさそう」と思われがちですが注意が必要。
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色素は少ないが、糖分と酸を含んでいる
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ついた直後は目立たなくても、
時間がたつと黄ばみや輪ジミとして浮き出ることがある -
熱が加わると変色しやすい
「気づいたら後日うっすら黄色い…」というケースが多いのが白ワインや日本酒です
こぼしたけど、まあ目立ってないから大丈夫かなってことは、ないので、ついたらしっかりと洗うことがマストです。
やってはいけないNG行動
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ゴシゴシこする
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熱いお湯をかける
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おしぼりで拭く
これらは、
ワインの色素を繊維の奥に定着させる原因になります。
まとめ
ワインのシミは、
**「こすらない・熱をかけない・早めに対処」**が鉄則。
それでも残ってしまった場合や、
大切なお洋服・デリケート素材の場合は、
無理せずプロにお任せください。
やまとうクリーニング店が大切な一着を守るお手伝いをさせていただきます


