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うっかり!調理油が服についたときの対処法
料理をする人なら誰でも一度は経験がある“あの瞬間”。
キッチンで炒め物をしていたら、ピッ…と油が飛んで洋服にシミ。
揚げ物の準備中に、気づいたら袖に油の点々。
調理油のシミは、毎日の生活の中で本当に起こりやすいトラブルです。

日常的によくシミが付きやすいものの一つですよね。
いつの間にかついてたってことが多いんです。
またご飯を食べているときにも、食べ物が落ちて、シミになるってこと・・・。

僕はよくご飯食べているときに、こぼしてしまって・・・。この前もTシャツに油のシミつけちゃったんだ〜。お母さんが洗濯してくれたけど、取れなかったよ・・・。
調理油のシミが落ちにくい理由
油は水をはじく性質があり 水に溶けないため、
水だけの洗濯では落ちにくいのが特徴。
さらに時間がたつと、
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酸化して黄色くなる
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生地にしっかり吸い込まれて輪ジミになる
といった厄介な状態に発展することもあります。
まずは大切なお洋服なら、プロに任せるのがいちばん安心です。
それでも「家でちょっと試してみたい」という方へ
応急的にできる処置もありますので、自己責任にはなりますがご紹介します。

僕のTシャツなんかは、普段着だからお家で取れるとありがたいよな〜。

確かに普段着といっても、油シミは気になるから、クリーニングに出すほどでもないものは、おうちで取りたいよね。
家庭でできる応急処置
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油はキッチンペーパーやティッシュで軽く押さえて余分についている油を取り除いてしまいましょう

- 3の写真のようにクレンジングオイルをつけてください。
- はぶらしの毛先でかるーくこすってね。なじませる感覚でネルネルネルネ〜と唱えましょう。
- 次に台所用洗剤をつけます。シミのところを、トントンと叩いてなじませます。何をやっているかというと、クレンジングオイルの油分を落としているんですよ。
- 30度くらいのぬるま湯で手揉みします

- クレンジングオイルはオイル分が残りやすいので、しっかりとすすいであげましょう。
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しつこい油の場合は、粉洗剤がある場合は溶かして浸けおきしましょう。
粉末洗剤を溶かしたぬるま湯に10〜20分ほど浸けると効果が出ることも。 - その後は、素材に合わせて普段のお洗濯をしてください。
注意点
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時間が経った油シミは家庭では落ちにくいです。
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シルク・ウール・レーヨンなどデリケート素材は、自宅処理で傷む可能性あり。
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揉みすぎ・こすりすぎは輪ジミや毛羽立ちの原因に。
- 乾性油はやっかいです。↓説明するよ↓
乾性油って知ってる?
お料理で使う油とひとことに言っても、じつはいろいろな種類があります。
その中でも衣類のシミとしてやっかいなのが “乾性油(かんせいゆ)” と呼ばれるタイプ。
乾性油とは、空気に触れると酸化して固まりやすくなる油のこと。
最初はサラッとしているのに、時間がたつとベタベタ→カチカチへと変化しやすく、これが衣類の繊維にこびりつくと、家庭では落としにくい“ガンコな黄ばみシミ”になります。
代表的な乾性油はこんなもの:
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サラダ油
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ゴマ油
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オリーブオイル
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菜種油
- 亜麻仁油など
お料理に欠かせない油ばかりですよね。
だからこそ、気付かないうちに衣類にちょんっと飛んでしまうことも多い…!
しかも乾性油の厄介ポイントはここ ↓
① 時間がたつほど酸化して色が濃くなる
② 熱が加わると一気に落ちにくくなる
③ 生地の奥に入り込むと家庭洗濯ではほぼ取れない
つまり、
見た目には「薄くてわからないシミ」が、数ヶ月後には黄ばみとなって“突然姿をあらわす”こともあるんです。
ブルコ先生いわく:
「油のシミは“ついた瞬間から時間との勝負!”」
ただし、乾性油はプロでも、厄介な油シミです。お洋服によっては、染み抜きしても残ってしまうものもあります。
まとめ
調理油のシミは、ついたその瞬間の対処がとても大切。
「これ以上触るのが怖いな」と感じたら、早めにプロへお持ちくださいね。
大切なお洋服を長く楽しむお手伝いをさせていただきます🐾✨
やまとうクリーニングでもお預かりしています。染み抜きは3センチあたり550円〜になります。(クリーニング料金が必ずかかります。)

しっかりと油を吸っている途中のTシャツを用意しました。

